トルコ旅行記Part7
CAVE HOUSEを出て街に繰り出します。
お昼ご飯を探しがてら街を散策。
オルタヒサルの街
「中央の城」を意味するオルタヒサル(Ortahisar)には、巨大な自然の岩の城「オルタヒサル城」が中心に聳えています。
この街はカッパドキアの中でもネヴシェヒルの空港から見て東側奥に位置しています。
カッパドキアに訪れる多くの人は、恐らくギョレメ(Göreme)やウチヒサル(Uçhisar)に滞在することが多いのではないでしょうか。
いわゆる気球ツアーの会社や観光客向けのお店はギョレメに多く、ウチヒサルには有名な観光地があります。
オルタヒサルはそれらと比べると立地然り、街並み然り田舎の趣があり、リアルなカッパドキアの街という感じがして個人的にはとても魅力的でした。
また、至る所で新しいホテルやお店の建築工事が行われていて、ますますこれから発展していくのだろうなという展望も見えました。
オルタヒサルの場所は下記地図上、右下の丸がついているところです。
では早速、オルタヒサルの街の様子をお伝えします。
宿を出てオルタヒサルの中心地へ向かう途中、独特な石造りの洞窟レストランやホテルが並んでいます。
写真の右側エリアは絶賛大工事中で、今後様々な施設が増えるのでしょう。
▶︎最寄りのレストラン
こちらはカッパドキア名物「壺ケバブ」の残骸やワインの空き瓶。
(実際に食した「壺ケバブ」については後ほど…)
今まで沢山のお客様が訪れたのですね。
▶︎気さくな地元青年達。
翌日、左側の方と小一時間御喋りしました
中央広場に着くと大きなロータリーがあり、その周辺にレストラン、スーパー、タクシーなど生活に必要なお店が一通り揃っていました。
お水などもこのあたりで買えるので、オルタヒサルでの生活の拠点はこの辺りになります。
カディキョイの街でも見た乾物量り売りスタイルのお店をこちらでも発見。
▶︎地元の自然食品屋さん
一通りオルタヒサルを眺めた後は、昼食を取るためにギョレメへ向かいます。
イスタンブールとは異なりBiTaksiが使えないので街のタクシー乗り場を探しました。
ドライバーのキリー(KILIÇ)に話しかけられ
「俺のVIPタクシーで乗せていってやる!」
とのことだったのでお願いすることに。
VIPタクシーと言うだけあって座席は革張りで内装のライトがギラり輝いています。
▶︎タクシー乗り場
カッパドキアの中心部ギョレメへ
ギョレメの街へは15分ほどで着きました。
事前に聞いていた125リラ(625円)を渡すと
キリーから名刺を受け取りました。
名刺にはWhatsAppの番号が書かれており
「移動したい時はいつでも呼んでくれ!」とのことでした。
トルコ滞在中はBiTaksiを除き、
この名刺→WhatsAppスタイルが主流だったので、出国前にアプリを取得しておくことをお勧めします。
実際、オルタヒサル滞在中は移動のほとんどをキリーにお世話になりました。
ギョレメに着くと一気に都会の雰囲気。
観光客が大勢いますし、大きなレストランや、ツアー会社の広告などがたくさん。
一つ隣の街でもこれ程おおきく違うものですね。
ギョレメのレストランにてトルコ料理を嗜む
カッパドキアらしいガッツリとした食事を求め、「Sedef Restaurant」へ。
店内はかなりの広く、ホールスタッフだけでも10人ほどいました。
天気が良かったので一番外側の半テラス席へ。
メニューを開くと豪華な料理の数々が目に飛び込んできます。
観光地なだけあって、レストランのメニューも気合が入っていますね。
注文を終えて料理を待っていると外に大きなお犬が…
憂い奴め…
外側に座っているお客さんは彼から目が離せなくなりますね。
良いレストランのすぐ脇を根城にするとはなかなか賢いです。
お零れのレベルもさぞかし高いのでしょう。
トルコは犬にも大変寛容なのでみんな自由に生きています。
餌を十分にもらっているからなのか、見つめてくるだけで吠えることもなく、
野良とは思えない余裕たっぷりな様子です。
この国では人と犬がうまく共生しているのだなぁと改めて感じます。
EFES ビール
なんてことを考えていると早速、ビールが届きました。
飲食店で最も見かけることが多い、トルコ三大ビールの一つ「EFES」です。
日本でも最も多く飲まれているピルスナーのビールですね。
EFESと言う名前の由来は古代都市エフェソス(Ephesus)から取られているそうです。(古代都市って響きを肴に飲めます)
空港で飲んだBOMONTIと比べると喉越しがしっかりとしていて飲みごたえがあります。
日本人が慣れ親しんでいるビールに近く、しっかりとした味付けの料理にマッチしそうです。
レンズ豆のスープ
最初に来た料理は「Mercimek Çorbası」と言うレンズ豆のスープです。
これが期待を大幅に超える衝撃的な美味しさでした。
この出逢い以降、お店に入るととにかく(トルコ語は難しいので)「lentil soup」を探して飲むようになりました。
豆ってぼそぼそとしていて、普段はあまり好みではないのですが
こちらはしっかりと濾されていてさらりとしており、喉にまとわりつく感じや
舌に残るざらつきなどが全くありません。
パイタンのような動物性の旨みもあり、単体でいくらでも飲めてしまいます。
写真にはないのですが、レンズ豆のスープを頼むと必ずセットでカットしたレモンが添えられてきます。
レモンを絞るとこれがまたこの上なくスープに合うのです。
最初は単体で楽しみながら、レモンを絞るときは思いっきり全部絞って入れて飲むことをお勧めします。(トルコ料理の楽しむ術は「極端に!」)
前菜
お次は「MUHAMMARA」です。
ナスやトマト、ニンニク、唐辛子にヨーグルトソースがかかった前菜です。
ラタトゥイユにヨーグルトがかかっているようなイメージです。
これはさっぱりとしていてパンにも合いますし、暑い季節にぴったりの前菜です。
お口直しにも最適でした。
トルコ料理って結構、日常的にヨーグルトが使われていることが多いようです。
こちら、大きなバケットと共に運ばれてきたディップする何かです!
(そういえば空港ラウンジにもありました)
トルコでは基本的にバケットとこのディップするもの達が一緒に出てくることが多いのですが、メニューにあるわけではなく日本でいう「突き出し」のような形で自動的に出されてくるため、ついぞ名前が分からずじまいでした。(ご存じの方いたら教えてください。。。)
これがまた、バケットによく合うのです。
トマトベースのものやクリーミーなチーズのようなものと、ピリ辛いものでメインが来る前にお腹が膨らんでしまいます。
これらが「Mercimek Çorbası」や「MUHAMMARA」とも合うものだから本当にバランスがいいですねトルコ料理は。
さすが世界三大料理と言われるだけのことがあります。
壺ケバブ
さぁ、お待ちかねのメイン料理が届きました。
オルタヒサルのレストランで見かけた大量の壺の抜け殻の正体はコレです。
熱々の壺をナイフで叩くと…
大量のソースとケバブが溢れ出してきました。
これがカッパドキアの名物「KUZU TESTI KEBAP」、そう壺ケバブです。
登場から楽しませてくれますね〜。
こちらはガーリックライスと一緒にいただきます。
ラム肉が大好物の私は大満足でした。
熱々の肉とニンニクとバターがしっかりと効いているライスはそりゃもう堪らなく相性抜群です。
▶︎トドメは全部挟んじまえ!
余す所なくご飯をいただき、最後のひとくちはビールで流し込みました。
ご馳走様です。
お腹が満たされたのでカッパドキア観光に向かいます。
次回もまだまだ皆さんにトルコの魅力をお届けしていきます!
大喜びでお答えいたします!
-naotrip-